
ゴーグルに水が入る原因は?鼻ベルトとフィット感の調整方法
泳ぎ始めると片側に水がたまる。ベルトを短くしても直らず、今度は目の周りが痛い。そんなときは締める手を止めて、ゴーグルが顔のどこに当たっているかを見直します。
水漏れへの対処は、顔への当たり方と、左右のレンズの間隔、頭を回るベルトの状態を確かめるところから。 調整で改善するものもあれば、部品の傷みや顔と本体の形の不一致で、交換が必要なものもあります。手元のゴーグルを使って、確認する順番をたどってみてください。
いつ、どちら側に水が入るかを確かめる
最初に、「着けてすぐ漏れる」「泳いでいる途中に漏れる」「飛び込みの直後だけ外れる」のどれに近いかを確認します。水が入る側も、右・左・両側を覚えておきましょう。
これは原因を決めつけるための分類ではありません。鼻ベルトもストラップも一度に変えると、どの調整が効いたか分からなくなるため、変える前の状態を残すためです。「右側にだけ水が入るから、右を強く締めれば直る」とは限りません。
水がたまっているのか、レンズが白く曇っているのかも分けます。曇りだけなら、密着を強めるより加工に合った手入れを確認する場面です。ゴーグルの曇り止めとお手入れ方法に、レンズ内側を触ってよい製品と触れない製品の違いをまとめています。
水漏れで視界が悪くなったら、泳ぎ続けながら直さず、周囲を確認して休める場所へ移ります。レーン中央で急に止まらないよう、プールでの休憩とレーン利用マナーも現地の表示と合わせて確認してください。
クッションのずれと、顔に当たる縁を確認する
ゴーグルを外し、髪やキャップの端が、顔とゴーグルの間に挟まっていないか見ます。クッション付きなら、めくれや外れ、目で分かる裂けがないかも確かめます。
SWANSの水漏れFAQでは、クッションを外せるモデルは、アイカップに正しく取り付けられているかの確認を案内しています。ただし、外れない構造のクッションを引っ張って取り外してはいけません。 ノンクッション型にはこの部品がないため、本体の縁が顔に無理なく当たるかを見ます。SWANSの水漏れFAQ

調整する場所を示した模式図です。上段はクッション付きの顔に当たる面、下段は二股ベルトの例。部品の外し方や留め方は製品で異なります。番号はこの記事で確認する順序で、ベルトを強く締める指示ではありません。
顔へ当てるときは、片側の縁だけが強く食い込んだり、反対側が浮いたりしていないかを確認します。レンズを目へ強く押しつける必要はありません。Swim Englandも、フィットの確認では顔に当たる部分の密着を重視し、ストラップをきつくすることで圧迫を増やさないよう説明しています。Swim Englandのフィット確認
鼻ベルトで左右のレンズを目の位置に合わせる
鼻ベルトは、左右のレンズをつなぐ中央の部品です。交換できる製品では、付属するサイズを変えることでレンズ同士の間隔を調整します。頭の大きさに合わせる後ろのストラップとは、役割が違います。
SWANSの案内では、レンズの中心と目の中心が合うように鼻ベルトを調整します。付属サイズや交換方法はモデルによって異なるため、品番から説明書を開きましょう。鼻ベルトの調整について
試すときは、現在のサイズを覚えてから、別の付属サイズへ交換します。再び顔に当てて、左右の収まりと鼻への当たりを比較してください。外側が浮く、鼻側が押されて痛いなど、気になる場所もメモしておくと、購入店で相談するときに伝えられます。
「大人だからL」「漏れるから一番短いもの」とサイズ名だけで決める必要はありません。交換式でないものや、手順が分からないものは無理に曲げたり切ったりせず、メーカーへ調整の可否を確認します。
ストラップは長さと後頭部での位置を見直す
鼻ベルトを合わせたら、頭を回るストラップを調整します。ねじれたまま締めていないか、左右で極端に長さが違わないかも見てください。ゴーグル本体を上や下へ引っ張る位置になっていると、顔への当たり方も変わります。
SWANSは、耳の上を通し、二股ベルトは後頭部で上下に広げる装着方法を案内しています。これは二股・二本ベルトの例なので、一本式や専用の調整機構がある製品は、その説明書に合わせます。SWANSの装着位置の説明
短くすると水が止まるかだけでなく、普段どおりまばたきできるか、痛い場所がないかを確かめます。締めた直後から痛い状態を、泳いで慣らそうとしないでください。
調整後は、許可された場所で顔を水につけ、無理のない短い距離を泳いで状態を見ます。まだ漏れる場合は、さらに締め続けず、どの段階で漏れたかを確認して次の判断へ進みます。
飛び込みのときだけ外れるなら、入水時のずれも見てもらう
水中から泳ぎ始めると漏れず、飛び込んだ直後だけ大きくずれる場合は、通常の泳ぎとスタートを分けて確認します。使っているゴーグルとキャップ、ベルト位置をそろえ、入水の瞬間に本体やベルトがどちらへ動くかを、指導者に見てもらってください。
この状況だけで、原因を「ゴーグルの性能」や「飛び込みフォーム」の一つに断定することはできません。本文のフィット調整を済ませたうえで、装着と入水の両方を確認するための切り分けです。
確認は、飛び込みが許可された練習で指導者のもとで行います。一般開放中のプールで勝手に飛び込み、外れないかを試してはいけません。ベルトをさらに短くしたり、顔に当たる縁までキャップで押さえ込んだりする前に、指導者へ今の装着状態を見せましょう。
大会用は事前の練習で確かめ、予備も自分の顔に合わせておきます。当日の荷物には、初めての水泳大会の持ち物リストも役立ちます。
部品交換で直せるか、本体を買い替えるか
以前は漏れなかったものが急に漏れ始めたら、調整値だけでなく、本体や部品の状態を確認します。SWANSの取扱説明書にも、使用前のベルト・クッション・破損の点検と、視界を妨げる著しい傷があるアイカップを使わない旨が記載されています。SWANS SJ-24の取扱説明書
判断するときは、次のように不具合を分けると相談しやすくなります。
| 状態 | 次に確認すること |
|---|---|
| ベルトや鼻ベルトの破損・外れがある | 品番に対応する交換部品と取付方法 |
| クッションの裂け・変形、本体の割れがある | 使用を中止し、部品交換か本体交換かを販売店・メーカーへ相談 |
| 傷みは見当たらないが、調整しても浮きや痛みが残る | 別の形状・サイズのモデルでフィットを比較 |
| 水漏れはなく、曇りだけが続く | くもり止め加工に合った手入れ |
使い始めて何か月かだけで、全製品の寿命を決めることはできません。また、顔と本体の形が合わない場合に、同じ形の新品へ替えても調整の悩みが残ることがあります。
買い替えるときは、今の品番と、漏れる側・場面・試した鼻ベルトのサイズを持って相談してみてください。次の一本を選ぶときに確かめたいのは、「人気があるか」より、自分の目の周りにどう収まるかです。
※メーカー・団体の案内は2026年9月9日確認。調整や部品交換は、手元のモデルの最新の説明書に従ってください。


