自分は40代なのに、リレーの申込欄には「160〜199歳」とある。個人種目の年齢区分に慣れていても、4人で申し込むときは見方が変わります。

国内の日本マスターズ水泳協会の規則では、リレーは4人の暦年齢を足した合計で区分を決めます。 平均年齢でも、最年長の人の年齢でもありません。メンバーを入れ替えると合計も変わるため、泳ぐ順番と一緒に名簿へ残しておくと確認しやすくなります。

ここでは、同協会の公式・公認競技会を対象に、2026年版の規則で説明します。海外大会や独自形式のイベントへ出る場合は、その大会の規則を確認してください。

リレーの年齢は12月31日時点でそろえる

暦年齢とは、競技会を開催する年の12月31日現在の年齢です。4人とも同じ基準日で計算します。例えば2026年の大会なら、1986年生まれの人は、誕生日が大会より後でも40歳として合計に入ります。協会の競技会規則・第5条

年内に迎える年齢なので、計算は「開催年−生まれた年」で確かめられます。本人に「今、何歳ですか」と聞いた答えだけで表を埋めると、誕生日前の人だけ1歳少なく数えてしまいます。

また、個人種目の「40〜44歳区分」を40として足すのも誤りです。その人の暦年齢が43歳なら、合計に入れるのは43歳。昨年の名簿を使うときも、年齢欄は今年の値へ更新します。

合計159歳と160歳では、リレーの区分が変わる

2026年版の協会規則が定めるリレーの区分は次のとおりです。

区分名の表記例4人の合計年齢
11972〜119歳
120120〜159歳
160160〜199歳
200200〜239歳
240240〜279歳
280280〜319歳
320320〜359歳
360360〜399歳

以降も40歳ごとの区分です。最初の区分は72〜119歳なので、「すべて40歳幅」と覚えると最初だけ合いません。協会の年齢区分

申込書には、範囲の代わりに「119」「120」「160」などの区分名が並ぶこともあります。ジャパンマスターズ2026の要項でも、この表記を使っています。「120区分」は合計120歳だけを指すのではなく、120〜159歳の範囲です。同大会の年齢区分表

合計が159歳なら120〜159歳、160歳なら160〜199歳。境目では1歳の違いで区分が変わります。4人とも1歳ずつ年齢が増える翌年には、同じメンバーでも合計が4歳増える点も覚えておきたいところです。

泳ぐ順番と年齢を、同じ名簿に書く

次は、2026年に混合フリーリレーへ出る4人を想定した、編集部作成の架空の名簿です。公式の申込用紙を置き換えるものではありません。

泳順・メンバー生まれた年暦年齢男女構成
第1泳者 A1999年27歳男子
第2泳者 B1991年35歳女子
第3泳者 C1980年46歳男子
第4泳者 D1975年51歳女子

合計は27+35+46+51=159歳で、120〜159歳区分です。Dに代わって1974年生まれの人が入ると、その人の暦年齢は52歳。合計160歳になり、同じ年齢区分には収まりません。

実際の取りまとめでは、氏名、競技者ID、出場チーム、種目と距離、泳ぐ順番もそろえます。登録情報と照合し、ニックネームだけのメモや「いつもの4人」という伝え方で提出しないようにします。名簿は申込に必要な相手と共有し、生年月日やIDを不特定多数へ見せる必要はありません。

リレーのエントリータイムも別に用意します。個人種目の記録を持ち寄る場合は、水路や計測条件を混ぜず、申込に使う値を責任者と確認してください。記録の条件のそろえ方は、エントリータイムの決め方で扱っています。

同じチームか、混合の人数が合うかも確かめる

年齢の合計が合っていても、それだけでは出場条件の確認は終わりません。2026年6月版の競泳競技規則では、リレーは同じチームに登録された4人で構成します。混合リレーは男子2人・女子2人で、男女の泳ぐ順番に制限はありません。協会の競泳競技規則・第10条

メンバー集めの際は、所属登録と、その大会への個人種目の申込や出場登録の条件を一緒に確認します。例えばジャパンマスターズ2026では、同大会の個人種目を1種目以上申し込んだ競技者で構成し、個人種目と同じチームから出場する条件があります。別大会へその条件をそのまま移さず、出場先の要項を読みます。

18〜24歳のメンバーを含む場合には、国内での参加と世界記録の対象を混同しないことも必要です。協会の競技会規則は暦年齢18歳以上の登録を認めますが、24歳以下を含むリレーは世界記録の対象になりません。合計が160歳や200歳でも、この条件は変わりません。協会の参加資格・記録の規定

登録自体が未確認の人がいるなら、マスターズ水泳の登録と大会申込を使い、チーム責任者と手続きを進めます。

交代を決める前に、年齢区分と変更期限を確認する

欠員が出て、同じ距離を泳げる人が見つかっても、そのまま入れ替えてよいとは限りません。候補者を入れた4人で合計を計算し直し、男女構成、所属、出場登録、同一リレー種目への重複出場も確認します。

ジャパンマスターズ2026は、リレーオーダーの変更を競技当日の指定時間までに1回受け付けますが、種目と年齢区分は変更できません。先ほどの159歳から160歳になる交代は、この条件のままでは認められない組み合わせです。同大会のリレー制限

変更できる回数や提出期限は、大会ごとに確認してください。チーム内で相談がまとまったことと、正式な変更が受け付けられたことは別です。責任者が指定の手続きを終えた後、4人全員で最終的な泳順を読み合わせます。

当日の集合場所と招集の案内も、個人種目とは別に共有します。初めての水泳大会の確認リストに、リレーのメンバーと合流する場所を書き足しておくと、会場で探し合う手間を減らせます。

参考資料

資料確認日:2026年9月6日。申込とオーダー変更には、出場する大会の最新案内を使ってください。